2023/02/24
お役立ち記事
元引越し業者が教える!引越し料金の仕組みと安くする方法7選!
皆さんが一度は経験すると思われる引越し!
知人と同じ時期に引越しをしても、知人の引越し料金の方が安かったり、逆に自分の引越し料金が安かったり、はたまた少し時期が違うだけで「えっ、、、、こんな違うの!?」と全然見積の内容が違ったり。 引越し料金にはちょっとしたことで価格に大きな違いが出る場合があります。そこでこの記事では、引越しをお考えの方ができる引越し料金のコストダウンの方法について解説していきます。
◆引越し料金の仕組み
まずは引越し料金の仕組みについて解説いたします。
■引越し料金って、どうやって決まるの?
多くの方が知りたいところってココですよね!
基本的に、引越しの料金は「人数+トラックの大きさ+距離」が、ベースとなっている会社がほとんどです。
そして繁忙期(2〜4月)に関しては、シーズン料金が上乗せされます。
これにより。2〜4月の引越し料金は閑散期と比べると約3〜5倍になります!
この時期は、値下げも本来であればなかなか難しいです。
細かく言えば3月31日に引越しを頼むのと、4月1日に頼むだけでも、料金は全然違います。
だいたい4月の入学式あたりまでが費用が高くなる繁忙期というふうに覚えてください。
■なんで繁忙期だけそこまで高くなるの!?
どの業界でも繁忙期は忙しいのが当たり前。
引越し業者にとって繁忙期は、閑散期に比べて問合せ件数や受注件数が圧倒的に多いので仕事が選べる時期です。その為、「嫌なら他でやってくれてもいいですよ、、、」と強く出れるんですよね。ほっといても問い合わせ来ますから。「高く提示して、やってくれたらラッキー!」という営業マンもいます。筆者としてはできる限り繁忙期を避ける事をお勧めします。
■繁忙期の例としての実体験
元引っ越し屋ということで、友達からもたまに相談されることがあります。
最近相談された実例として、3月に近畿から九州へ引っ越し予定の、大人2人子供3人(未就学児)の友達から相談を受けました。値段聞く前に引っ越し先とかは知っていたので、「まあ50〜70前後かな」と思って、見積書をLINEで見せてもらいましたが、
お値段なんと。。。。
「101万円!!!」
流石にびっくりしました。。。
燃料代が高騰してることを加味しても高い!
ちなみに、引っ越し料金って本州から出るだけでも結構金額上がります。
例えば近畿〜四国、中国地方〜九州等。橋があったり、本州ではかからないお金が少なからずかかります。
それにしても101万円は高いですよね。。。
値段見てそこから荷物量であったりトラックの大きさとかを見ましたが、強気の見積提示だな。。。。という感じでした。依頼者は女性なので営業マンからしたら、強く出やすかったのかもしれないですね。あとは、料金出した時の反応も見られてるので、そこで驚く様子が無ければ値下げはしないですし、値段このままでいいか。って思われたかもしれません。
引っ越し料金は、出来るなら経験者に一度相談する事をおすすめします!
無駄に払うのなんて勿体無いですからね。
結局、相談くれた友達に最終結果聞いたところ、そのお値段は。。。!?
なんと!
50万以内!
だったとのこと。。。笑
◆引っ越し料金を安くする方法7選
今まで散々、値段が高い話をしてきましたが、逆に安くならないのか?って話ですよね。
結論、「安く出来ます!」
これもどの業界でも必ず安くする方法はあるんです。言わないだけ、教えないだけで。
じゃあ、どうすれば安くなるのか?
ここからは「繁忙期の時期に少しでも安くする為の方法7選をご紹介します」
①見積もりを早く取る
2〜4月の間に引っ越しする人って、だいたい1〜2月中に見積もりされるのですが、だいたい持っていくものがわかるのであれば見積もりは12月でも11月でも取ってしまえばいいんです。だいたい一般的な見積書有効期限は3ヶ月ほどなので11月に取っても、2月中までは猶予あったりするので問題ないです。なので有効期限の見落としだけはしないよう要チェック! 僕の経験上、前倒し見積もりするだけで同じ感じの荷物量でも7万安かった事もあります。
もしもあなたが転勤族で少しでも引越しの可能性がある場合は早めの見積をとることをおススメします!
②小さい荷物よりも大きい荷物を減らす
小さい荷物って例えば靴の段ボールとか小物を入れている段ボールとかなんですけど、それを5個減らした所でほぼ意味がありません。差支えなければ安いリサイクル家電・自転車・家具等、引っ越し先で買えるのであれば荷物量はグンっと減ります。新品が欲しいとなっても、地元で買ってわざわざ荷物を増やすより、地元の家電量販店で購入して配送先を転居先にすれば配送設置もしてくれますしね。
今住んでいるところから丸々引越しの人は、住んでいる家から年数経っている家電を持って行って、現地でいざ使おうってなった時に使えないってことも多々あります。
(家電は繊細なので基盤に少しでも埃がつけば壊れますし、素人の方では修理は無理です)
大きいもので処分できるものは引越しを機に断捨離されるのも1つのですね🙂
③即決はしないこと
「今決めてくれたら、この値段でします!」といわれた事ありませんか?実際、結構あったりするんですが、繁忙期は無いものと思ってもらった方がいいですね。たまたまその日が仕事少ないとかならあり得ますけども。どちらにせよ、1社だけの見積もりで即決は望ましく無いです。
僕が思うには、最低3社から見積もりとった方がいいですし、時間がないとかいうのなら3社を同時刻に呼んで一斉見積もりしてもらってもいいかもですね。
異様な空気になりそうなので、できれば別々で笑
僕が勤めていた会社の営業マンの話では最高5社同時見積があったそうです!
5社は無いにしても3社見積もりとって値段が一緒になることはないと思います。
④部屋はできる限り綺麗にしておく
相手も人ですからね。見積訪問時に散らかっている家と、キレイな家への訪問では、少なからず気分は変わります。綺麗だと見積もりもスムーズに終わるので、時間が余分にかかりません。仕事で訪問されている(時給が発生している)ので、時間がかかってしまうと値段が上がる理由の一つにもなります。
「なんか散らかってて無駄に時間使ったから少し高くしよ」と思う営業マンは必ずいます。
あとは人間性を見られるという点でも、散らかっているよりかは綺麗に、が基本かなと思います。
⑤日時指定・時間指定しない
正直、数日前までわからなかったりしますがそれでもよければこれも効果的。だいたいは見積時に、会社に電話して空いてる日を聞いたり事前に営業マンが、入れる日がわかってますので、「じゃあこの日は?」と言われる方が多いと思います。この指定なしは、あなたたちに合わせますよ〜スタンスなので、営業マンはとても助かります。完全フリーでなくても、○日以降でお願いしたいです〜とかでも良いですね!
⑥予算を言わない
営業の方は「どれくらいの予算でお考えですか?」とか、「これくらいになりますけど、どうでしょうか〜予算の方は?」のように聞いてくる方がいます。予算を伝えてしまうと、そこに合わせて金額提示されるので、これは引越しに限らず何か買う時でも予算は言わないに越したことないです。
⑦事前情報を仕入れておく
今の時代、SNSであったりブログなどに答えが溢れています。(もちろん中にはデマの情報もありますが)
見積依頼する業者のホームページを調べたり、周りから聞いた評判や、経験者の話などをしっかり聞いておくことをおすすめします。備えておいて損はないと思いますよ。またその経験を友達、知り合いにも伝えれますし。知らないなと思われたら、倍の値段とか出されますから、知識つけておくのは得しかありません!
◆ちょこっと豆知識!業者がうれしいおもてなし7選
ここでは、引越し業者さんが気持ちよく仕事ができて、値引きしたくなるようなおもてなしについて紹介していきます。
①作業開始前にお茶代を渡す
筆者が引越し屋を始めた当初は月に3万円ほど、祝儀という形でお客様のご厚意でいただいていました。少なくても月に1万円切ったことはなかったです。今は渡す風習があるのかどうかはさておき、お茶代は渡してあげた方がいいかなと思います。
「少しこれ頼みたいな」とか「これいうてなかったけど持って行って欲しいな」とか意外と引越し当日にでます。
こうなった時に、作業の初めにお茶代とか渡していると、高い確率でやってくれます😙「お茶代いただいてるし、これくらいならいいか」って心理ですね。なので渡しておいて損は絶対ないです。マンションの階段とか、めっちゃ張り切って走ってくれますから😜笑
②飲み物、食べ物は渡さない
前述でもありますが、お茶代(現金)が1番理想です。お茶とか珈琲とか用意してもらえるのは間違いなく嬉しいんです。ただ、だいたい飲料は用意してきてるので、後で自分たちで好きに選べれるようにしてあげるのがベストです!
③見積もりはできるだけ対面で
昨今、オンラインやリモートでの見積が増えていますが、出来れば訪問してもらって見積してもらうことをおススメします。
理由は電話見積だと荷物の言い忘れや、伝わってないこと等もありました。何より、営業マンも人ですし、お客様の印象もある程度大事です。(※営業マンの対応が良かったからと言って、作業員の対応が100%良いとは限らないのでそこは別々で考えてください)
対面であれば少なからず世間話とかもするので、そこで仲良くなっておけば勝手に値下げもしてくれる可能性もありますのでオンラインより対面をおすすめします!コロナ禍という事もありますので、家に入ってほしくない方もいると思います。自分に合った見積方法を選んでください。
④事前に荷物の傷は伝えておく
作業員も荷物を梱包する際や気がついた時には必ず保身のためにも、お客様に必ず傷の確認をします。ただ、なんらかの理由でお客様が不在になったり、その場で確認できない場合もありますので、ので事前に目立つ傷、わかっている範囲の傷は前もって伝えておくとか、傷部分にマスキングテープとか貼ってあれば100点満点です!それだけで作業もスムーズになります!
お互いの為にもなりますよね!
⑤クリアボックスに下着は入れておかない
これは女性の方限定ですが、引っ越し当日に下着がクリアの(中が見えるタイプ)衣装ケースで、「そのまま運んで」と言われたことがありますが、かなり気を遣います。そして常時トラックに作業員がいるわけではないので盗難の可能性が高まるということなので、防犯対策として段ボールに入れるか、ちょっとした目隠しをしてもらえるだけでとてもありがたいです。
⑥なるべく会話をする
筆者は大阪にいた時に引越し屋をしていました。大阪だから?かよくお話してくれる人が多かったです。
会話なくても、作業員によっては黙々と仕事できるから良いって人もいますが、やはり最低限というか少なからずは会話したほうがいいかなって思います。ちょっとした事を頼みたい時に言いやすくなりますし、作業員も「それくらいならいいですよ!」って対応してくれる確率も上がります。
初対面苦手という人もいるとは思いますが、それは作業員からしたらすぐわかるので、無理に話す必要はないですよ。
⑦割れ物の梱包は確実に
引っ越し終わってダンボールを開梱して荷物を戻している時、食器が割れてる!なんてことがたまにあります。
段ボールに明らに外から力が加わった凹みや、何かが当たった破れなどがある場合は引っ越し屋の責任になることが多いですが、段ボールが綺麗な状態で中のものが割れているってなると、お客様自身の責任になることがあります。要は割れ物などの梱包の問題です。あとは必ず割れ物が少しでも入っているダンボールには確実に『割れ物』 と書いておいてください。荷物の積み込みってテトリスと同じ要領なので段ボールを縦にして積む場合があります。この時「割れ物」と記載されている段ボールを縦にすることは、まず無いです。これが記載がないと縦に向けられて中でパリーン。。。。となることもあるので、記載と割れ物梱包は厳重にしておいて損はないです。これもお互いのためですね。
◆まとめ
今回は引越しの料金の仕組みと安くする方法をお客様視点と業者視点で書きました。
たまに引越しを業者に頼らず自分達でやろうかなという話も聞きますが、できれば業者様にお願いする事をおすすめいたします!
普段使わない筋肉を使うのでかなりハード!そして時間も使いますのでプロにお任せいたしましょう!その上で、本記事を参考にしていただきできる限りのコスト削減を!
この記事で1人でも多くの人が適正な引越し料金で引越しが出来れば幸いです!